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動悸がする

症状

問題なのは、なにもしていないのに、動悸がする場合です。一番多いのは心臓の異常です。この場合は、動悸とともに呼吸音がゼイゼイしてくる、胸の中が苦しい、胸を締め付けられるなどの症状があり、はなはだしい時には、皮膚の色が薄茶色になったりします。こうした時に、脈拍を調べると大小があったり、打ち方がでたらめであったり、突然一つ抜けてみたりすることがあります。このような時は、医師の診察を受けることをお勧めします。

心臓神経症の場合もあります。心臓に病的変化がないのに、夜中に寝ているとき、急に心臓が苦しくなり、動悸が激しく、ときには脈も不規則で、顔は真っ青、手足は冷え、呼吸困難におちいります。一見すると狭心症・心筋梗塞の症状に似ているが、検査してみると心臓になんの異常もない病気です。原因は神経的なもので、不安や恐怖によることが多く、ちょっとした病気を深刻に考え、これらの症状を起こすものです。

この他、パセドウ病も、甲状腺からのホルモン分泌が多すぎるために動悸することがあり、貧血症の人は、ちょっとした運動でも動悸を起こしやすい。

イメージ画像:動悸がする

漢方

心臓病の場合は、素人療法は禁物です。動悸に用いる漢方薬は、心臓神経症や自律神経失調症などの場合が適応症です。

民間療法

体質的に動悸を起こしやすい人は、腹式呼吸を心がけ、松葉やくま笹を利用するとよいでしょう。